リゾバの記録/離島とは
海面から陸が出ているところに人が住み着く。
海面から陸が出ているところに人が住み着く。
蜂も、魚も、イタチも、蜘蛛も、彼らが生きている世界は小さい。 もし、遠くにもっとおいしい食べ物があると知ったら、 遠くにもっと広い海があると知ったら、 人間が可能性を広げたいと望むように、 彼らももっと忙しくなるだろう。 …
地球が動いていることを感じると、あぁ、ありがたいなあと思う
上から海を見下ろした。 波は寄せるものではなく、進むものだと知った。
有名な観光スポット、大瀬崎灯台へ行くために、乗り込んだ路線バス。 約1時間半の道のり。 乗客は私ひとり。 降りもしないのに、住宅の中を隅々まで回っては折り返す。 なんだか面白い。 車窓を眺める観光バスみたいだ。
波が巻き起こって、上から崩れていくことに安心する。
夕日にきらめくナンタ浜。 波打ち際に、子供たちや家族が遊んだ足跡、 誰かが描いたアンパンマンの絵。 それらは波にさらわれ、やがて消えていく。 誰でも受け入れてくれんのな、海は。
スーパーで、1匹120円の連子鯛を買った。 煮汁をかけていると、なんだか愛おしくなってくる。 君、海で泳いでたんか〜
離島のリゾートバイトで、何度か船での別れを経験した。 船に乗っている、島を出ていく人。 島に残っている、見送る人。 両者の間には、お堀のように海の水が横たわっている。 汽笛が鳴る。船が走り出す。 お互いに手を振る。 絶対 …
カモメがのびをするのを初めて見た。