五島列島の記録2
スーパーで、1匹120円の連子鯛を買った。 煮汁をかけていると、なんだか愛おしくなってくる。 君、海で泳いでたんか〜
スーパーで、1匹120円の連子鯛を買った。 煮汁をかけていると、なんだか愛おしくなってくる。 君、海で泳いでたんか〜
離島のリゾートバイトで、何度か船での別れを経験した。 船に乗っている、島を出ていく人。 島に残っている、見送る人。 両者の間には、お堀のように海の水が横たわっている。 汽笛が鳴る。船が走り出す。 お互いに手を振る。 絶対 …
カモメがのびをするのを初めて見た。
大きな北の海の中の1点。 小船に1人の漁師が乗っている。 箱メガネを覗き、長い棒で海をかき回して昆布を採っている姿が見える。 島の漁師たちが、島の外に出たことがあるのかどうかは分からない。 ただ、この北の果てで昆布やウニ …
太陽に温められた水たまりは、日だまり。
五島の人たちの優しさ。 商店街にあったパン屋さん。 売れ残ったパンに、 80円、60円、30円…と値札を重ね貼りしていって、 売れるまで、捨てない。
職場の人たちと夜釣りをしていた。釣った魚を、通りすがった島の人がその場で捌いて食べさせてくれた。 目の前には海が、頭上にはずーっと星空が広がっている。その星空の下、足元で泳いでいる魚を釣るために、1本ずつ糸を垂らしながら …
波うち際にそっと手を触れると、 大海に触れたような気がする。